明治大学付属明治高等学校の学校情報
環境 - 学校周辺の環境や校内外の施設
学習、スポーツ、ゆとりの空間が充実
校舎の中心に図書館を配置し、「総合的な学習」の中枢と位置づけている。約6万冊の蔵書とインターネットに接続されたノートPCが50台あり、授業や放課後のレポート作成などに使われている。また、各2室のPC教室、CALL教室、4室の理科実験室など多くの特別教室を設け、多様な授業形態に対応している。
スポーツ施設は、全面人工芝のグラウンド、第1・第2体育館、5面のテニスコート、柔道場・剣道場、トレーニングルームなどたいへん充実している。そのほか、1450名収容のホール、350席の食堂・カフェテリアや、幅6mの廊下、多数のベンチなど、ゆとりある空間が学校生活を豊かにしている。
突撃取材!学校の先生に聞きました!!
入試に向けてこんな準備をしてほしい
数学(算数)
数学では受験生の計算力だけでなく,思考力を見る作問を行なっています。
1は解答のみを記入する問題で,例年5つ程度の小問が出題されています。1つの小問の配点(7~8点)が高く,合否を分ける問題になっていますので,慎重に解いてください。
2から5までの問題は必ず,「途中の式や説明」を書いて下さい。これは途中経過を見ることで,受験生の考え方を見ていこうという主旨で行なわれています。解答が不正解でも途中経過が正しければ,部分点が出ることもあります。総合問題が中心となっていますが,各問題にはレベルに多少差があります。
問題数が少ない分,全体的に1問の配点がたいへん高くなっています。1問1問をていねいに解いてください。難度が高い問題に時間をかけ過ぎず,解ける問題から手をつけるようにしてください。
また,計算ミスや勘違いによるミスで合否を分けることも多々ありますので,検算の時間を残しておくことをお薦めします。
英語
英語では運用力を見る問題を中心に出題しています。
問題数が多いので,手際よく解答することが必要です。
読解問題は例年40点ほど出題し,少し長めの文章を読んでもらいます。英文を速く正確に理解する力や文脈から読み取る力を見ています。
リスニング問題は35点程度出題します。2016年度から「聞く」をより重視した出題となっています。レベルは英語検定の準2級程度を目安としています。
また,文法や語法の問題では正確な知識が求められています。
単語や発音の問題では基礎的な語彙力が必要となります。本校では英語検定やTOEICも指導の目標にしているため,入試問題もそれらを意識した作問となっています。
本校の過去問題集だけでなく,できるだけ英語検定の問題にも取り組んでください。英語検定の準2級の問題が7割程度できる力を身につけることが望ましいと考えています。
国語
国語では読解力や表現力を見る作問を行なっています。
例年,説明文や随筆を中心にした長文問題を出題しています。
長文問題では速読速解の力が求められていますので,文章に読み慣れておく必要があります。また,これらの問題では読解力を見るだけでなく,要旨・主題・説明などを記述の形式で答えてもらい,表現力も見ています。文中のキーワードに注意して,自分の言葉を加えながら的確にまとめていきましょう。
字数制限のある問題では,句読点も字数に含み,制限字数の8割以上は書くようにして下さい。問題文をよく読み,「何をきかれているのか」をよく考えて答えてください。
部分点も見ていますが,ピントがずれていると得点にはなりません。また,記述問題中の誤字脱字にも十分気をつけて下さい。句点のないものも減点対象になります。
漢字は例年10問出題され,1問2点なので,意外と得点の差がついています。また,漢字の問題では画数やバランスの乱れがあった場合は不正解になりますので,ていねいに書いてください。
語句や文法に関する知識問題も例年出題しています。日頃から辞書をこまめに使う習慣を身につけてください。
学校説明会のおすすめポイント
「明治の教育と学校生活」「入試の基本情報」「入試3科の出題方針」「高1生徒による学校生活の説明」「高2生徒による学校紹介」「出願注意と入試情報」などです。校内見学や個別相談も可能です。
実施日程は以下の通りです。
実施回 | 実施日 | 時間 | 内容 |
---|---|---|---|
第1回 学校説明会 | 9月8日(土) | 14:00~15:20 | 明治の教育と学校生活 入試の基本情報 |
第2回 学校説明会 | 10月27日(土) | 10:00~11:50 | 明治の教育と学校生活 入試3科の出題方針 高1生徒による学校生活の説明 |
第3回 学校説明会 | 14:00~15:50 | ||
第4回 学校説明会 | 11月24日(土) | 10:30~11:50 | 明治の教育と学校生活 高2生徒による学校紹介 出願注意と入試情報 |
第5回 学校説明会 | 14:00~15:20 |
※上履き・靴袋要
学校のここに注目してほしい
各界に多彩な人材を輩出し、全国の大学のなかでも実受験者数第1位をほこる明治大学。高校生のなかでの安定した人気に加え、圧倒的な就職支援やグローバル化への対応など、近年さらにその評価を高めています。
その唯一の直系付属校として100年以上の歴史を持つのが、明治大学付属明治高等学校・明治中学校です。
「つねに前へ。進化する伝統校」に注目してください。
9割以上の生徒が明治大学に進学
同校では9割以上の生徒が明治大学に進学。そのほとんどが希望の学部で学んでいます。
「本校が目指すのは進学校ではなく名門校。中・高・大の10年に渡る一貫教育の中で、中高6年間は基礎学力を培う非常に貴重な時期と位置付けています。受験科目に縛られることなく、大学進学後や社会に出てから役立つ、幅広い基礎学力をしっかりと学んでもらいます」と同校の安藏校長は語ります。
現代は文系でもデータを読み解く力を求められたり、理系でも英語を自由に使いこなさなくてはなりません。受験に特化した、偏った狭い知識ではなく、実社会で役立つ本当の基礎学力を身に付けることで、実社会での応用が可能となります。
中学の授業では、5教科をバランスよく学び、中学では基礎学力の完全定着を目指し5教科をバランスよく学びます。また明治大学進学には英検2級とTOEIC450以上の取得が条件の1つとなりますが、中学卒業までにほぼ全員が英検準2級1次合格をクリアするなど、英語力の育成には定評があります。
定期試験ごとに週2回の指名補習で手厚くフォロー
英語と数学では、勉強に遅れが見られる生徒は、定期試験ごとに週2回の指名補習で手厚くフォロー。校内のあちこちにあるオープンスペースでは、生徒たちが教員を囲んで質問をしている光景も多くみられ、教師への信頼感や積極的に学ぶ意欲が伺えます。
「大学付属は勉強をしないのでは?」という不安の声もよく聞かれますが、週34コマという充実した授業時間を確保。宿題も多く、家庭での学習習慣も定着します。
大学と密接に連携
直系付属校としての魅力は、ほかにもあります。
高大連携プログラムでは大学と密接に連携。高2では大学進学の準備教育として、週2時間、1年間を通して大学教員による授業を展開し、将来の学部選択に役立てます。
高3が大学のキャンパスで授業を受けるのは、「プレカレッジプログラム」(希望制)。ここで習得した単位は大学進学後、単位認定される先取りプログラムです。長期休みを利用した大学連携の集中講座は、簿記、法律、語学、理科など専門性の高い内容で、将来の司法試験や公認会計士試験合格にもつながっています。
受験がなく精神的にも、時間的にも余裕のある6年間では、一生涯の仲間との出会いもあります。
「生徒には、入学後は競争することを考えなくてよいと伝えています。これからは人と競うのではなく、友だちと協力しながらさまざまな体験を重ねてほしい。それは建学の精神“独立自治”にもつながっていきます」(安藏校長)。
互いに切磋琢磨しながら、社会のリーダーとなる一流の人間への成長を目指す。学校説明会では、そんな一体感あふれる生徒たちの生き生きとした姿を見学できます。