神田女学園高等学校の学校情報
グローバルマインドを持った女性を育てる 1.やわらかな知恵=確かな学力 2.自己を展げる行動力=キャリア教育
環境 - 学校周辺の環境や校内外の施設
落ち着いた都心の文教エリア
学園の周辺には多くの書店が並ぶ神田古本屋街や、ニコライ堂、湯島聖堂、神田明神などがあり、東京の古き良き伝統を身近に感じることができる。
7階建ての校舎はICT環境も充実。全館で無線Wi-Fiが利用でき、全教室にプロジェクターを完備、生徒は自分のノート型パソコン「Chromebook」を授業での課題配布や提出、スケジュール管理、各教員との連絡ツールとして活用している。
突撃取材!学校の先生に聞きました!!
入試に向けてこんな準備をしてほしい
国語(適性検査・一般入試)出題傾向と解説
論理的な文章を読み、その上で現代社会の抱える問題や、自分自身の生き方・あり方について主体的に考えてほしいと思います。そのために論理的思考力、読解に必要な語彙力、記述力があるかどうかを確認できる問題を出題します。
また、コミュニケーション能力の基礎となる日本語の表現力・言葉の正しい使い方が身についているかを確認します。
出題傾向 100点(50分)
推薦入試(適性検査・併願優遇):文章題2題(評論文・古文)
知識問題3題漢字の読み書き、言葉の意味、敬語表現、四字熟語、表現技法など
一般入試:3題(評論・随筆・古文)
記述問題では設問をよく読み、解答を書くときに「抜き出して答えなさい」なのか、「文中の語を使って答えなさい」なのか、きちんと条件に従って解答してください。
受験対策
- 文中の接続語に注意し、指示語を明らかにしながら読みましょう。
- 段落ごとに要点をまとめ、全体を要約し、テーマや筆者の主張をまとめてみましょう。
- 具体例の段落は「何のための具体例か」を前後の段落を読んで把握しましょう。
- わからない言葉に出会ったら、辞書を引くことを心がけましょう。また、言葉にいくつかの意味がある時には、「文脈での意味」をとらえるようにしましょう。
- 表現技法は、「体言止め」「倒置法」「擬人法」「直喩法」「反復法(リフレイン)」などを用いた文に、各々どのような例があるか調べておきましょう。
- 「日本語検定」「漢字検定」の問題形式に触れておくとよいでしょう。
- 記述問題では、解答の文末表現が設問と対応しているかを確認しておきましょう。
- 国語便覧などの「表現分野」で日本語の正しい表現を復習しましょう。
英語(適性検査・一般入試)出題傾向と解説
本校の入試問題は、奇抜な問題はなく、受験生の基本的な英語力を問うものです。日常的に英語を読んだり書いたりして慣れておくことが結果に結びつきます。
別の言い方をすれば、毎日の学習を怠らないで継続することが大事です。受験当日までに学校の教科書、問題集、英単語帳をきちんと終わらせられるように、計画的に学習に取り組んでください。
出題傾向 100点(50分)
リスニング、語彙、文法、情報読み取り、長文読解、会話文、英作文など、さまざまな形式で出題されます。それぞれの問題で何が問われているのかを理解し、適切な答えを導き出す力が要求されます。
中学校での学習内容をまんべんなく出題しているので、偏りのなく準備をしてください。
受験対策
- リスニング:中学校卒業程度のレベルなので、英検3級の過去問題と同難度です。
- 語彙:会話中の空欄に語群から適語を入れる問題です。同じ語を2回使えないので注意してください。語形変化が必要なものもあります。
- 文法:穴埋めや並べ替えなどで文法の基本的な知識を問う問題です。進行形、完了形、受動態、不定詞、動名詞、分詞、接続詞など、中学で学習する文法事項がいろいろな形で出題されます。ドリル学習などを通して、基本的な使い方を反復練習してください。
- 情報読み取り:広告、時刻表、メニューなどを読み取り、設問に答える問題です。与えられた情報を速く正確に読み取る力が要求されます。英検3級やTOEIC Bridgeなどで同様の問題を練習してください。
- 長文読解:物語文や説明文、エッセイなどを読み、設問に答える問題です。350~400語程度の長文をある程度のスピードで読む力が必要とされます。段落ごとの主旨、話の展開、作者の意図などに注意をして読んでください。自分の言葉で説明を求められる問題もあるので、記述形式の問題にも慣れておいてください。
- 会話文:日常のさまざまな場面での会話が題材になります。それぞれの登場人物の立場を把握しながら、その場にふさわしい発言を考えてください。
- 英作文:与えられた情報をもとに英文を自分で作文する問題です。自分で文を作らなければならないので、英語が苦手な人は、日本語で考えた文をそのまま英文にしようとするのではなく、できるだけシンプルな英文を作ることを心がけるのも良いでしょう。教科書の例文を覚えて正しい英文の型を身につけるのも良いでしょう。
数学(一般入試)出題傾向と解説
高校数学では、将来の学習や生活に数学を積極的に活用できるようにするとともに、論理的な思考力や柔軟な発想、根気強く考え続ける力を身に付け、いろいろな角度から考え判断する力を養っていきたいと思います。そのため、中学校までの基礎学力が身についているかどうか、基礎を土台として応用力を働かせることができるかどうか、さらに多角的に考察する能力があるかどうかを確認する問題を出題します。また、問題に対する取り組みの慎重さなども見ていきます。
出題傾向 100点(50分)
基本的な計算問題、関数の問題、図形の問題、確率の問題、規則性の問題など、中学数学の学習内容全体を、基礎~応用まで偏ることなく出題します。また、小問では、基本的な内容を理解しているか、文章を読み取って計算式を立て解答を導き出せるかなどを確認します。
また、度数分布表やヒストグラムから資料の分布の様子や特徴を読み取り、必要な値を求めるなど、資料を活用した問題も出題します。
受験対策
問題を理解し正確に解けるようにするためには、たくさんの問題を解くことが必要です。
- 中学校で習う範囲の計算問題を早く正確に解けるように、計算練習を繰り返し行う。
- 学校の教科書・問題集の解き直しをした後、中学数学の総復習ができる入試用の問題集を1冊準備して取り組む。
- 問題集などで練習問題を解くときは、必ず途中の計算式、考え方、図、グラフなどを書いて考える習慣をつける。
- 文章問題では、まず正確に問題文を読み取ってから考えていくように心がける。
数学の学習方法は、実はものすごくシンプルです。
「基本的な定理や公式の理解→それを使って問題を解く」が基本的な考えとなります。
- 「暗記」よりも「理解」を重視する
まずは、最低限の公式の暗記は必要です。そのまま覚えるべき公式もありますが、基本的には、なぜその公式が成り立つのかという「理解」が大切です。
とにかく反復あるのみ
数学が苦手な人にとって、問題を解くことはつらいと思いますが、とにかく反復あるのみです。最初のうちは、教科書やノートを見ながらでいいので、とにかく繰り返し解きましょう。
「頑張って反復する➡問題が解けるようになる➡おもしろくなる➡もっと解きたくなる」という流れが作れたら最高です。
学校説明会のおすすめポイント
説明会では、本校のトリリンガル教育(中国語・フランス語・韓国語)や、教科の壁を越えた学び「リベラルアーツ教育」についての紹介を行います。また、在校生による学校紹介や担当教員による入試問題解説もとても分かりやすいと受験生に評判です。
夏からは言語やクラブ体験会も複数回行われますので、ぜひ一度本校に足をお運びください。
学校のここに注目してほしい
本校は、今年創立129周年を迎える伝統ある女子教育校ですが、その歴史はたゆまぬ革新の積み重ねでもありました。
近年では教科の枠を超えた本校独自の「リベラルアーツ教育」を展開しています。自分の考えをきちんと伝えられる力、そのために自分の考えをまとめ、相手の話を聞くことを重視する言語運用能力の向上、それを具体化するために、母語+英語+第二外国語を学ぶ「トリリンガル教育」、真の異文化を理解し多様な価値観を理解する国際交流や留学など、学校をあげて次世代の教育に取り組んでいます。