都立西高等学校の学校情報
都の教育委員会より進学指導重点校に
カリキュラム - 設置学科やコース、勉強の進め方、教育の特色
三学期制
授業は1コマ50分。週3回7時間授業。授業時間の確保のため、二学期制を採用。
日々の学習の積み重ねを大切にし、教師も生徒も「授業で勝負」を合言葉とし、質の高い授業を創造。
早い時期に進路を決定せず、多くの教科、科目を学ぶことによって自分の能力や適性を熟慮し、それから進路を選ぶよう指導している。 そのため1〜2年次は全員共通の必修科目をできるだけ多く設定し、幅広い分野の学習をする。
3年次には、文系と理系に分かれ、さらにセンター対応の選択科目を設けることにより、一人ひとりの進路希望の実現に対応している。
英語の4技能検定試験を1・2・3年生全員受験。
突撃取材!学校の先生に聞きました!!
入試に向けてこんな準備をしてほしい(数学・英語・国語)【2021年度入試情報】
数学
共通問題と比べると、一目瞭然のように、証明問題の他に、途中の式や計算など説明させる問題が2題と作図問題が出題されている。数学的な見方や考え方などをみるとともに、論理的にきちんと処理し、表現する能力をみることを重視している。
小問集合も初めから√が付くなど、表面的には難しく感じるかもしれないが、中学校で学ぶ基礎的・基本的な事項を確認する問題であり、日頃の中学校での学習を大切にすることが何よりも重要である。
計算力は基礎体力であり、正確に、できれば速く計算が行える力を養いたい。
英語
昨年度同様、リスニングを含め4題構成であった。
長文は3つで、語数は約3000語であった。したがって、少し速く読む練習が必要である。
また、思考力や表現力を重視して、昨年度と同じく選択肢で答える形式を減らし、記述式を増やした。どのような題材の問題においても、すばやく英文を読み、文意を正しく読み取る能力をはかるため、大問のなかの小問は、基礎から応用まで、さまざまな角度から問題を出題している。
日頃からいろいろな分野に興味関心を持ち、知識や教養を深めてほしい。
英作文では、自分の考えを50語程度で表現する練習をしてほしい。
国語
大問5題の構成は変わらない。
漢字の読み書きは、語彙を豊かにするために、日頃から読書や資料読解を通して、言語能力をいかに高めるかが重要。
文学的な文章では、叙述や描写などに即して、場面や登場人物の様子、心情などを正しく理解する能力をみることをねらいとしている。
説明的な文章では、叙述や文脈などに即して、語句や文の意味、文章の構成及び要旨などを正しく読み取る能力をみるとともに、自分の考えが正確に伝わるように、根拠を示しながら、論理的に表現する能力をみる。
古典に関する文章は、古典そのものは出題されないが、古典ならびに現代の語句及び文章の内容について、理解する能力をみる。
数学・英語同様に記述で回答する問題を重視している。問題の素材は、比較的新しい文章が採用されることが多く、日頃から本や新聞などを読み、自分の考えを持ち表現する習慣を身に付けておきたい。
学校説明会のおすすめポイント(見どころ、聴きどころ)
本校が進学実績をあまり強調しないのは、人生をどのように生きていくか、自分の考えを持つことが大切と考えているからである。効率よく大学に合格することを目指すのではなく、日常的に幅広く授業中心に学びを深め、豊かな教養を身に付け、充実した人生を主体的に歩むとともに、社会に貢献する役割等を重視して特色ある教育活動を数々実施している。
また、1937年に創立された旧制府立第十中学校のこの精神は、世に桜の花がもてはやされた時代に、敢えて梅の花を校章に採用したことに端的に表れている。そして、その精神が、今なお西高校には脈々と流れていることを強調しておきたい。
学校のここに注目してほしい(進学実績向上、リニューアル等アピールポイント)
1.現在進行中の教育改革や大学の入試改革の目指すところと、本校の伝統的な教育活動が目指すところとは、多くの面で一致。
2.これからの予測困難な社会で通用する「調和のとれた器の大きな人間」の育成に欠くことのできない新たな取組みを着実に実施。