入試問題は、受験校からのメッセージ。このメッセージをきちんと受けとめることができる受験生に入学してほしいという思いで作成されています。
本校では入試方法によって、試験科目が異なります。本校で配布する生徒募集要項でご確認下さい。
一般入試で必要となる3教科の出題意図は以下の通りです。どの教科も読解力と思考力が問われます。力を身につけるには、中学校の授業を大切にしてください。何事も基礎基本が大切です。授業を丁寧に受けて、知識を獲得してください。
なお本校の過去問題集は校内で配布しておりますので、是非お越し下さい。

数学

計算、小問、文章題、大問を出題しています。推薦と一般入試では小問・大問の「量的」な差はありますが、出題傾向と求める数学力は同じです。

計算では、分数の計算・平方根の計算・展開・因数分解・方程式を解く問題が出題されています。計算練習を繰り返し行い、計算ミスがなくなるようにしましょう。
展開や因数分解の問題では共通部分を見つけることもミスを減らす方法になるでしょう。各種方程式では因数分解や解の公式を利用できるように練習しましょう。

小問では、確率や図形が出題されることが多いです。
確率の問題では数え漏れがないよう規則正しく数え上げることもポイントのひとつです。図形の問題では、各種公式を使い分けられるようにしましょう。

次は文章題です。食塩水、平均等の問題が良く出ています。しっかり問題を読み、自分が理解しやすいように図を書いていきましょう。そして左辺と右辺がイコールになるように立式しましょう。

最後に大問です。図形問題かグラフの問題が出されることが多いです。与えられた条件を図に書き込み、問われている値以外にも出てきた数字は図に書き込んでいくようにしましょう。

全体を通して、如何に多くの問題に触れ、繰り返し解くかがポイントになってきます。

英語

高校入試で、長文や会話文、文法、発音・アクセント、英作文といった形で出題されることが多いと思います。

長文では、当然、知らない単語も出てくるかと思いますが、臆さずに、文章全体の流れをつかむことを意識してください。入試問題を作成する先生方も、入試であるにせよ、読んでいて面白い文章を選んでいるはずです。ぜひ、長文を楽しんでください。

会話文では、会話特有の表現が用いられることが多いです。その知識を求められるはずです。会話での言い回しも普段から意識して覚えてください。

文法問題は、英語のルールを理解しているかどうかが問われます。その中でも覚えなければならない部分が多々あるので、根気強く取り組んでください。

発音・アクセントを苦手とする生徒さんは多いのではないでしょうか。単語を覚える際に正しい発音・アクセントも合わせて覚えていないと、この分野で取りこぼしてしまいます。単語を覚える際は、耳と口を使って、覚えてください。

最後に英作文についてです。自由英作文については、いかに自分の知っている単語や文法で簡潔にまとめられるかが勝負です。語順英作文の場合は、文法の知識を正確に、かつ英語のルールにのっとって、解答することを心がけてください。

国語

国語常識・評論・小説を、大学入試にもつながるバランスの良いジャンルでの出題をしています。推薦・一般入試では「量的」な差はありますが、出題傾向と求める国語力は同じです。

大学入試改革が始まり、記述力が要求されるようになりました。人間は言葉で考え、言葉で表現します。国語常識で問われる、四字熟語・対義語などの漢字や語句の意味、敬語や口語文法、季語、文学史の知識や考え方は、大学入試はもちろん貴女自身を豊かに表現する「一生の財産」となります。夏の体験入学や説明会で過去の「入試問題集」には、「資料」として覚えておきたい「国語常識」の一覧が載っていますので、是非活用してください。

読解問題については、「評論」は形式段落(特に最初の一文や接続語)に注意しながら文章全体の構成をつかみ、「筆者の主張」を読み取る練習をしたい。また、小説で注意したいのは「登場人物の心理」。文章の読み方にも様々ありますが、「筆者の主張」と「登場人物の心理」が書かれている部分に線を引くなど印をつけ、それを支える「根拠」と結びつけて「文章を視える化」する作業をしてみると、正答率は確実に上がります。

本校の説明会は在校生が「見える」説明会です。中学生の皆さんにとって大切なことは、高校入学後の生活が説明会に参加することでイメージできることだと考えています。「どんな先輩や先生がいるのか。生徒と先生の関係はどんな感じなのか。」といった具合です。
説明会当日は、多くの在校生が皆さんをお迎えしています。白梅生と話してみて、白梅の様子・雰囲気を感じてください。

楽しさあふれる学園生活

学園生活は、勉強でも学校行事でも、生徒が心から楽しむこと、それが一番だと考えています。学習環境においては、自習空間が充実しており、教室だけでなく廊下に設置されたカウンター、多目的ホールなど様々な場所で勉強に励むことができます。放課後になると、先生の所に質問に行く生徒も多く見られます。
学校行事では、新たな事に挑戦し、仲間と支え合うことでクラスが団結し、互いに成長することができます。また殆どの生徒が部活動に所属しています。多彩な部活の中から自分に合った部活動を選び、熱心に活動しています。
白梅は、緑豊かな広いキャンパスと充実した施設設備の中で、一人ひとりが主人公となり、活動できる学校です。それぞれが持つ個性を大切にし、互いに高め合いながら、「自分の夢」を実現させましょう。

現1年生から1人1台iPadを貸与し、ICT教育をしている。授業プリントの配布、小テストの実施、課題の提出などに利用し、教員の教育力向上にも努めている。

充実したコース制

本校カリキュラムは、全ての生徒が希望の進路先に進学できるように設定されています。コース別に、きめ細やかな指導を行うことで、新たな可能性を見出し、確かな学力を育みます。コースには特別選抜コース(クラスI/S/G)、選抜コース、進学コース(進学/保育・教育系)があります。

特別選抜コースは国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。このコースは、クラスI、クラスS、クラスGの3つに分かれ少人数で授業を行います。学力を伸ばすために、担任だけでなく教科担当も一人ひとりに対して真摯に向き合いアドバイスしていきます。

選抜コースは難関私立大学への進学を目指すコースです。1年次で基礎固めをし、2,3年次は特別選抜コースに準じた内容の学習をしていきます。また、白梅学園大学・短期大学への内部進学制度や他大学・短期大学への指定校推薦制度もあります。

進学コース(進学)は私立大学への進学を目指すコースです。特に理系では看護医療系や食物栄養系に力を入れています。
進学コース(保育・教育系)は保育士や幼稚園教諭をはじめ、教育関係を将来学びたい生徒のためのクラスです。進学コース両クラスとも白梅学園大学・短期大学への内部進学制度や他大学・短期大学への指定校推薦制度もあります。

選べる修学旅行・海外語学研修

修学旅行は2年次に実施されます。オーストラリアコース／沖縄コース(石垣島・西表島)／関西・北陸コースの3コースから選択できます。現地の歴史や自然、文化について、事前・事後のレポート作成やプレゼンテーションを行うよう計画されており、より深い学びに繋がるよう工夫がされています。
1,2年次には希望者によるニュージーランド語学研修が設定されています。この研修には、2週間のホームステイと3ヶ月のターム留学の2種類があります。この研修を機に国際社会に興味を持ち、将来の進路選択に生かしている生徒もいます。

きめ細やかな進路指導

多彩な進路行事を1年次より取り入れ、じっくりと進路について考えていきます。また個人面談によって、一人ひとりに合わせた進路指導を行っています。面談回数が多いことも売りのひとつです。
昨年度の進路実績は以下の通りです。

2019年度実績

お茶の水女子 1、東京医科歯科 1、東京芸術 1、埼玉 1、群馬 1、都留文科 4、
奈良教育 1、秋田県立 1、防衛医科大学校 1、国立看護大学校 1、
早稲田 1、青山学院 1、学習院 4、中央12、法政 3、明治 1、立教 2、津田塾 5、東京女子12、日本女子 6、
日本 6、東洋21、駒澤 3、専修 4、明治学院 1、
日本社会事業 2、学習院女子 1、成蹊 2、成城 3、武蔵 2、國學院 3、芝浦工業 1、
清心女子 1、白百合女子 2、昭和女子 9、共立女子 4、大妻女子 9、順天堂 3、
東京農業 4、武蔵野美術 2、北里 1、東京女子医科 1、白梅47、他。